Wineは、Linux、FreeBSD、macOSなどのUnixのようなオペレーティングシステムでWindowsソフトウェアアプリケーションを実行できるようにするオープンソースの互換性レイヤーです。 [Wine](https://www.winehq.org/)は、Wineがエミュレーターではないことを意味します。これは、Windowsシステム呼び出し命令をLinuxおよびその他のUnixのようなシステム用のPOSIXシステム呼び出し命令に変換する一連のインターフェースです。
Wineは、LinuxでWindowsソフトウェアアプリケーションを実行するための最良の選択ではありません。すべてのWindowsソフトウェアアプリケーションがWineで実行できるわけではありません。実行できたとしても、正しく動作しない場合があります。 [Wine AppDB](https://appdb.winehq.org/)データベースには、Wineで正常に動作することがテストおよび確認されたすべてのソフトウェアアプリケーションが一覧表示されます。
[VirtualBox](https://www.itcoder.tech/posts/how-to-install-virtualbox-on-ubuntu-18-04/)や[VMware](https://www.itcoder.tech/posts/how-to-install-vmware-workstation-player-on-ubuntu-18-04/)などの仮想化ツールを使用することもできますが、より多くのシステムリソースが必要であり、Windowsもインストールされます。
このガイドでは、Ubuntu18.04にWineをインストールする方法について説明します。安定バージョン3.0と最新バージョンのWine4.0をインストールする方法を紹介します。同じ手順が、Ubuntu 16.04と、LinuxMintやElementaryOSを含むUbuntuベースのディストリビューションにも適用されます。
Ubuntuシステムに新しいパッケージをインストールできるようにするには、sudo権限を持つユーザーとしてログインする必要があります。
WineパッケージはデフォルトのUbuntuソフトウェアソースに含まれており、 apt
パッケージ管理ツールを介して簡単にインストールできます。これは、UbuntuにWineをインストールする最も簡単な方法です。いずれにせよ、ソフトウェアソースに含まれているWineバージョンは間違いなく最新バージョンよりも遅れています。
パッケージリストを更新します。
sudo apt update
次に、次のコマンドを入力してWineをインストールします。
sudo apt install wine64
インストールが完了したら、 wine--version
コマンドを使用してWineのバージョン番号を出力します。
wine --version
この記事を書いている時点で、Ubuntu18.04のWineの現在のバージョンは 3.0
です。
wine-3.0(Ubuntu 3.0-1ubuntu1)
このセクションでは、Ubuntu18.04にWine4.0をインストールする方法を段階的に説明します。
まず、次のwgetコマンドを使用して、WineHQソフトウェアソースのGPGキーをインポートします。
wget -qO- https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key | sudo apt-key add -
次のコマンドを使用して、WineHQソフトウェアソースを追加します。
sudo apt install software-properties-common
sudo apt-add-repository 'deb http://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/ bionic main'
次のコマンドを入力して、Wine4.0をインストールします。
sudo apt-get install --install-recommends winehq-stable
次のコマンドを入力して、Wineのインストールを確認します。
wine --version
出力は次のようになります。
wine-4.0
Wineを構成するには、ターミナルで winecfg
コマンドを使用すると、MonoとGeckoがインストールされ、Wine環境がセットアップされます。
winecfg
以下のようなダイアログボックスで、monoをインストールするかどうかを尋ねられます。
「インストール」ボタンをクリックして、インストールを開始します。インストールが完了すると、Geckoをインストールするかどうかを尋ねる新しいウィンドウが表示されます。もう一度「インストール」ボタンをクリックしてください。
ワイン設定ウィンドウでは、さまざまなワイン設定を設定できます。デフォルト設定は、ほとんどのシーンに適しています。設定が完了したら、ダイアログボックスを閉じます。
Wineがインストールおよび構成されたので、UbuntuにWindowsソフトウェアアプリケーションをインストールする方法を説明します。
このガイドでは、Windowsユーザーの間で最も人気のあるテキストエディタであるNotepad ++をインストールします。ブラウザを起動し、[Notepad ++ダウンロードページ](https://notepad-plus-plus.org/download/)からNotepad ++インストールファイルをダウンロードします。
ダウンロードが完了したら、 .exe
ファイルを右クリックし、[Open With Wine WindowsProgramLoader]を選択します。
Windowsコンピュータにソフトウェアをインストールする場合と同じように、インストールのグラフィカルインターフェイスを表示し、言語を選択して、Notepad ++をインストールします。
Windowsソフトウェアアプリケーションは、 〜/ .wine / drive_c /
ディレクトリにインストールされます。
Notepad ++エディターを起動するには、 〜/ .wine / drive_c / Program Files(x86)/ Notepad ++
ディレクトリに切り替えます。
notepad ++。exe
ファイルをダブルクリックします。
これで、UbuntuデスクトップバージョンにWineが正常にインストールおよび構成されました。 WineにWindowsソフトウェアをインストールして起動する方法を説明しました。
Recommended Posts